| 作品情報: | どうということのない動き。例えば一晩のうちにフライドチキンを二、三個たいらげたとしても大きな世界は動かせない。しかしチキンの骨を使って人を傷つける輩はいるし別に彼らのことを悪いとは思わない、というか興味がない。そんな気分でギャラリーを巡っていると発見があると勘違いする時があるが私の勘違いが世界を動かすわけではないので許してほしい。 さて今回は色々ギャラリーをまわった中で気になったわけではないがとりあえず覚えている作品について書こうと思う。まずそのギャラリーの扉を開けると雑巾みたいな臭いがした。これはけっして大袈裟ではなく牛乳というよりは豆乳が腐ったような臭いがしたのだ。すぐさまその根源を探ると目に飛び込んできたのは驚きの光景であった。なんとギャラリーのスタッフの一人が靴下を脱いだり履いたりしているのだ。とっさに私は「えっ」と声を発してしまったがそれもまったく意に介さない様子でその行為を続けている。しかもしばらく見ているとその靴下をバケツに入った液体につけてはそれを絞りもせずにまた履いたり脱いだりを繰り返している。私は勇気を振り絞りバケツを覗いてみたが読者諸兄のことを考えて中身は伏せておく。 以上、宇都宮の「ギャラリーじんほ」にて行われていた未知たける展にて |