| 作品情報: | サナギ少女写真集より
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-学生服は魔法の服-
少女の着た制服には我々に強いノスタルジーを感じると共に、 魔力的ないし呪術的な力を感じさせるものです。
セーラー服の白地やブラウスの生地、黒いスカートやセーラーカラー。 白黒の対比にリボンやタイの赤の挿し色が、呪術的な力を付与しているような気がしてなりません。 赤すなわち血の色。それは初潮や破瓜を連想させるかのようです。 (なんと秀逸な色の組み合わせでしょう!) 少女が大人になるための通過儀礼のための服。それが学生服なのかもしれません。
-制服へのフェティシズム-
学生服とは、それを見るもの全てにまったく別のイメージを与えるものです。 あるひとは清純を、ある人はエロスを、あるいは束縛や、デカダンスを感じるという人もいるかもしれません。 衣擦れの音、夏の陽射しに透けるブラウス、生地に残るふくいくとした香り… 僕の制服に対してのイメージはエロティシズムと共にあります。 少女の体を内包し、その汗や匂いを吸い取ったモノに対しフェティシズム的感応を覚えずにはいられません。
個人の占有物である制服という秘密性がこのフェティシズムに強い魅力を加えるのかもしれません。
同じく日本の女学生の身につけるスクール水着や体操服に、やはり同じ魅力を感じるのです。
さて、写真ですが。 フェティシズムというものを第一に考えた時、 制服を身に着けた少女とは人形的であるべきではないでしょうか。 見る者全てに異なったイメージを与える服なればこそ、 そのイメージを仮託させることの出来る存在とは人形や白痴のような存在だと思います。
考えるに、写真(少女写真)とは、制服であり人形である。 人形や制服には中身が無い。「ヴォイド」があるからこそ我々の持つイメージを投射できるのではないでしょうか。 僕の中で写真-少女-人形とは切り離しがたい関係があるように思います。 また、僕が写真を撮るきっかけとなったコスプレにも通じるものがあると思います。 |