| 作品情報: | ぼくは仕事へもどった。それから数時間、また同じ仕事、同じ言葉をくり返す。
こんにちはいらっしゃいませー⋯
はいよ それと新聞ねこれひとつちょーだい
中年の男の声。客だ。
ピッ ピッ ピッ ピピッ 1210 円になりますー
この新聞にね 息子が載ったんだ 地方版だけどさ 記念に買っとこうと思って
おじさんはひとりごとみたいに言った。ぼくは何と答 えていいかもわからず
ハア⋯
といって出された金を受け取る。
チャリリ ピッピッピッ ちょうどですねー レシートになりますー ありがとうございましたまたおこしくださいませー |
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